松山就航10周年を迎えたジェットスター・ジャパンの片岡優代表取締役社長が21日、愛媛県庁で中村時広知事を表敬訪問しました。

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　ジェットスター・ジャパンの片岡優代表取締役社長は、「本日は、2013年に就航しました成田－松山線が無事に10周年を迎えることができましたそのご報告に伺いました。10年間、愛媛県庁の皆様や松山市の皆様には大変お世話になりました。そのお礼も兼ねまして今朝、松山空港にて記念品をお渡しして、10周年を祝わせていただきました。当初1便でスタートした松山線が、この夏休みにはいよいよ毎日3便体制になります。知事からリクエストがありました"早期の増便"を、（コロナの影響などで）少し時間はかかりましたが、10年目にして便数を増やすことができました。また引き続き、ジェットスターの成田便をしっかりと成長させて県民の皆様に根付くよう、努力してまいりたいと思いますので、ご支援のほどお願いいたします」と中村知事に伝えた。

中村知事を表敬訪問するジェットスター片岡社長ら
　ジェットスター・ジャパンは、2023年6月21日に四国初のLCC路線として松山－東京(成田)線を開設し、約14,000便を運航、累計210万人以上が利用している。現在は、週末(金土日)に3往復6便、そのほか平日(月火水木)は2往復4便、2023年7月14日から9月4日に期間増便を行い、毎日3往復6便で運航する。

みきゃんとジェッ太
　中村時広 愛媛県知事は、「（松山線就航前）11年か12年くらい前に御社に伺わせていただき、『四国に飛ばすんだったら愛媛が一番』と強くお願いをして、その思いに応えて頂いた。県民の皆さんが乗りやすい人気の路線となり、順調に増便までしていただき、ありがとうございました。現在、松山空港のスポットの拡張や国際線ターミナル新設を計画していて、空港本体の利便性の向上にも力を入れてきたい」と感謝の意を表し、空港側もさらなる増便に応える用意があることを伝えました。

松山線の需要は急回復、インバウンド強化が課題

　ジェットスターの成田－松山線は、コロナの水際対策の緩和などの影響で、今年のゴールデンウィークは連日満席となるなどし、コロナ前の8割程度まで需要が回復しているという。

　一方で、外国人観光客の利用が約1割程度と、インバウンド利用はまだ回復途上であり、今後はシンガポールやオーストラリアのジェットスターグループと連携し、愛媛県の隠された魅力を発信していく。

愛媛県庁