ジェットスター・ジャパン GK35便 東京(成田)-上海(浦東)線の就航初便に搭乗しましたのでレポートします。
■今回のレポートで利用した便
搭乗便:ジェットスター・ジャパン GK35便 東京(成田)-上海(浦東)線
搭乗日:2017年6月2日(金) (就航初便)
費用:
8,170円(Starter Plus + 諸税)
[運航スケジュール]
出発:東京(成田) 22:15
到着:上海(浦東) 00:40 +1
所要:3時間25分
■国内LCC初の成田-上海線
ジェットスター・ジャパン、念願の上海線就航です。
今年1月23日に就航を表明していたものの、上海浦東空港の発着枠確保が怪しくなってしまい、航空券も販売開始してたものの
やむなく就航延期。このたびようやく準備が整い、6月2日から満を持して就航となった路線です。
台北線やマニラ線の就航時には、関西空港や中部空港からも同時に路線展開していましたが、今回は成田空港からの1路線のみ、週4往復での就航です。
■ジェットスター・ジャパン 成田-上海線 スケジュール
・2017年6月2日(金)から10月28日(土)まで
GK35 東京(成田) 22:15 - 上海(浦東) 00:40 週4往復(月水金日)
GK36 上海(浦東) 02:05 - 東京(成田) 06:10 週4往復(月火木土)
搭乗ゲート前で行われた囲み取材で、記者からの質問「デイリーになる見込みは?」に対して、ジェットスター・ジャパンCEOのジェリー・ターナー氏は笑顔で「率直に言ってわからない。(良い方法を)知ってたら教えてほしい」という答えに、中国路線の就航には並々ならぬ障壁があったことが伺い知れました。
客室乗務員さんと中国服姿のジェッ太くんジェッ太くんで記念撮影。
引き出し多いなジェッ太くん。
ジェッ太くんは初便搭乗者へのプレゼント品を渡すという大役を務めます。
ジェッ太くんから初便プレゼントをいただきました。
初便搭乗者に、初便搭乗証明書のほか、今回初登場のジェットスターオリジナルグッズ3点「スマホレンズセット」「ラゲッジタグ」「ノート」がプレゼントされました。
かなり豪華です!
GK35就航初便は、搭乗者162名(ほか幼児1名)を乗せて、定刻よりも5分速い 22時10分に成田国際空港を出発しました。
■機内食
さて、LCCの機内で最大のお楽しみといえば機内食です。
航空券購入時に機内食も事前予約しておいたところ、離陸して安定高度に達するや否や、機内食が運ばれてきました。快適ですね。
ついでに機内免税品の500円割引クーポンももらいました。2,500円以上の買い物で使えるそうです。
今回のフライトでは、ジェットスタージャパンの国際線に乗る機会に「是非食べたい!」と願い続けていた「
ココナッツチキンカレー(1,000円)」をいただきます。
このココナッツチキンカレーは
ジェットスタージャパン国際線のみの取り扱いです。
アジアンテイストのココナッツカレーはピリリと中辛で、赤ピーマン、オクラ、そして大きなチキンがゴロゴロとたっぷり入った満足感の高い一品です。カレー好きな方におすすめ。
続いてデザート。「
なごみの米屋 ジェットスターオリジナルなごみどら焼き(350円)」です。
昔ながらの製法で作られた正統派どら焼きで、ジェッ太くんの焼印が押されています。しっかりとした甘さが、時代に流されない確かな伝統を感じます。つぶあんをこよなく愛する方におすすめ。
機内食を楽しんでから、ちょっとの間だけ照明を暗くしたなと思ったら、わずか3時間半ほどのフライトで上海浦東国際空港に到着しました。上海は近い。
到着した上海浦東国際では派手なお出迎えはありませんでしたが、ゲートの横でささやかな歓迎を受けました。みんなスルーしてますが、GK35初便フライトの到着客だけに向けて作られたタペストリーですよこれ。
ジェットスター・ジャパンの成田-上海線は、週4便の控えめなスタートですが、今後3か月ほどは満席近い予約率で推移しているとのことです。デイリー化、そして名古屋や大阪からも飛ばしてもっと便利になって欲しいですね。
ジェットスター・ジャパン 東京(成田)-上海(浦東)線 GK35 就航初便の搭乗レポートは以上です。
この後、上海から日本に帰国する際に利用した 春秋航空 9C8987 上海(浦東)-茨城線の搭乗レポートも公開中です。
[関連リンク]
春秋航空 9C8987便 上海(浦東)-茨城線 搭乗レポート
■深夜到着!上海浦東国際空港でどう過ごすか
GK35便の上海到着は深夜ということで、
両替、
SIM、
WiFi、
交通アクセス、
深夜の空港での過ごし方について簡単にまとめておきます。
・両替とSIMは手荷物受取エリアで
人民元への
両替は、手荷物受取エリアの自動両替端末を利用すると便利です。
1回の両替で手数料を50元(約800円)取られるので、5,000円や10,000円の単位での両替をおすすめします。
SIMも手荷物受取エリアのこちらのカウンターで取り扱っています。(ここより先、深夜販売しているSIMカウンターはありません)
残念ながら、中国様のグレートファイヤーウォールが立ちはだかる中国本土タイプのSIMです。Google系WEBサービス(検索、Gmailなど)、Twitter、facebook、Instagram、LINEなどは規制対象でアクセス不可です。
・空港WiFiは制限あり
空港WiFiは無料で使用できます。
ターミナルほぼ全域で使えますが、入国審査のフロアは混雑していると繋がりにくい。
このWiFiも一応つながりますが、先のSIMと同様、グレートファイヤーウォール付きです。
セカイVPNを使っても、不安定でごく稀につながるというレベルです。(この日試した限りでは、アクセスサーバー変えても50回に1回、数分間だけつながったくらい)
制限なく使いたければ、日本国内で事前に "中国本土で使える香港接続のSIM" を購入してから上海入りすることをお勧めします。
【中国聯通香港】「 中国 本土31省と 香港 7日間 1GB 上網 Data通信 専用 プリペイド / SIMカード 」
(Amazon.co.jp)
・交通アクセス
深夜時間帯は、市街への交通手段はタクシーのみになります。地下鉄は6時00分から、リニアは7時02分から、エアポートバスは6時30分からの運行開始です。
・深夜の空港での過ごし方
安い交通手段が使えるようになるまで空港で過ごそうという場合、第2ターミナルでは
バーガーキングと
スターバックスコーヒーが24時間営業で利用できます。
いずれの店も空港WIFIは電波圏内で、壁際の座席では電源も使用可能ですが、夜明かし客が長居するので必ず座れるとは限りません。
上海浦東空港第2ターミナルのバーガーキング(24時間営業)
同じく第2ターミナルのスターバックスコーヒー(24時間営業)
去年11月にピーチで上海行った時にはなかったので新店舗のようです。
そのほか、第1ターミナルと第2ターミナルの連絡通路の中間地点に、24時間営業のファミリーマートと、空港内ホテルで仮眠室(有料)の利用が可能です。